信州の特色

豊かな自然と人々の交流

【 清らかな湧水が生み出す 安曇野 】

北アルプスを水源とする扇状地の末端に位置する安曇野は、名水の里として知られています。
「水の郷」にも認定されていて、「名水百選」にも選出された安曇野わさび田湧水群など、澄んだ清流を感じられる地域です。
豊かで美しい水に恵まれた信州のわさび生産量は日本一で、安曇野のワサビ栽培はとても盛んです。
「大王わさび農場」の園内には、黒澤明監督の映画『夢』のロケ地になった水車小屋や、四季折々の水生植物を眺められる親水広場・「水と生きる」をテーマにワサビ栽培の歴史を学べる100年記念館など、様々な施設があり見どころが満載です。

【 人々が出会う逢瀬の地 小布施 】

文化薫る観光地でありながら、千曲川など3つの川に囲まれた扇状地で、心安らぐ穏やかな農村風景が広がる小布施町。
町の東側には、縄文・弥生時代の遺跡や古代の盛土古墳が残り、歴史とロマンを感じます。
戦国武将の福島正則・江戸の浮世絵師葛飾北斎・俳人小林一茶に所縁のある古寺周辺は散策路が整備され、山麓に湧くおぶせ温泉など、地元住民の憩いの場にもなっています。
天気の良い日には、露天風呂から北信州の山々や北アルプスを望みながら、のんびりと贅沢を味わうことができます。
江戸時代には千曲川の舟運が発達し、二つの川と街道が交わる北信州の経済の中心地として栄え、「六斎市」という月6回の市も開かれていた小布施町は、情報・物・人が活発に行き交い、昔も今も新しい出会いと刺激に満ちています。

日本アルプス

「日本アルプス」は、日本の屋根とも呼ばれ正式には、穂高連峰・槍ヶ岳・立山などがある北アルプスは「飛騨山脈」、木曽駒ヶ岳・空木岳などがある中央アルプスは「木曽山脈」、北岳・赤石岳のある南アルプスは「赤石山脈」という日本固有の名称があり、日本アルプスというのはこの3つのアルプスの総称です。
八ヶ岳連峰・蓼科山・霧ケ峰・美ヶ原の山域も含めて、この地域は国立公園や日本ジオパーク・ユネスコエコパークなど様々な認定を受けていて、世界的に見ても有数の山岳自然環境の地域です。
登山初心者は、いつかはこの地域にに足を踏み入れ、ベテランの登山者は憑りつかれたように、何度も訪れるようになる・・・そんな魅力に溢れた山が数多く存在します。

【 宿場町の温かさと豊かな自然 軽井沢 】

軽井沢には、元々宿場町として数多くの旅人を迎え入れてきた歴史があります。
平安時代には東山道、江戸時代には中山道が通り、江戸と信濃を結ぶ交通の要衝として、「軽井沢宿」「沓掛宿」「追分宿」の三宿が形成され、宿場町として栄えてきました。
軽井沢が避暑地としての礎を築いたのは、明治19(1886)年、軽井沢を訪れた英国聖公会宣教師でカナダ人の英国聖公会宣教師のアレキサンダー・クロフト・ショーでした。
「旅籠・亀屋」でのおもてなしと、軽井沢の自然がと四季折々に織りなす美しく豊かな風光に魅せられたショーは、軽井沢の別荘第一号を建てました。
ショーが建てた別荘は、旅籠建築の建物を洋風にアレンジしたスタイルで「軽井沢バンガロー」と呼ばれています。
洋風文化の雰囲気が注目されやすいですが、古来からの宿場町としての日本の伝統的な建物を見学し、浅間山麓の雄大な風景を望めることができるのも、軽井沢の魅力といえます。

【 ビーナスラインは遊びの宝庫 白樺湖・蓼科 】

なだらかな山合や心地よい林道の風景が楽しめる、全長約40kmの高原ハイウェイ「ビーナスライン」。
茅野市街から美ヶ原高原を結ぶルートで、その沿線に白樺湖・蓼科高原エリアは位置します。
関東圏や中京圏からもアクセスしやすく、ドライブはもちろんのこと、雄大な自然を満喫できるトレッキングルートとしても魅力で、とても人気があります。
白樺高原・蓼科高原・霧ヶ峰など、信州が誇る高原リゾートが点在し、標高1,500m以上の山岳地帯ながらゆるやかな丘陵には、四季折々の高山植物が花開き、まさに女神の名にふさわしい地域といえます。

【 多彩なアクティビティ 白馬 】

夏の白馬は、本格的な登山に加え、栂池自然園や八方尾根自然研究路などの気軽なトレッキング、空ではパラグライダーや熱気球といったアクティビティも楽しめます。
暑いときはウォータースポーツが人気で、 大型のゴムボートに乗って波しぶきを浴びながら激流を下るラフティングや、清流・姫川では、白馬連邦の雄大な景色のなかで体験することができます。
一致団結して激流を乗り越えたり、穏やかな流れのところではマイナスイオンを浴びてリラックスしたりと、存分に大自然を満喫できます。
冬の白馬は、スキー・スノーボードの聖地ですが、スノーシュー・スノーモーピル・スノーラフティングなど、子どもから大人まで気軽に挑戦できるスノーアクティビティも揃っています。
「スノーラフティング」は雪上でゴムボートに乗り、スノーモービルで引っ張ってコースを滑走します。
ウェーブ・パンク・ジャンプ台などを、雪煙を浴びながら駆け抜ける瞬間は、とってもエキサイティングでスリリングです。

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